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隠岐と英国と香港をつなげるカキ

Hi everyone!大家好!皆さんこんにちは。2016年8月より西ノ島町で国際交流員(11代目)をしているウォン・クレオです。私はイギリス国籍ですが、香港にも住んでいました。日本語、英語、広東語と北京語の4か国語を話すことができます。


3月といえば、皆さんは何を連想されるでしょうか。卒業式や卒園式、雛祭りや桜前線でしょうか。イギリスと香港の学校は日本と違って、生徒が卒業式を迎えるのは3月ではないため、桜がひらひら舞う卒業式は日本のマンガやアニメでしか見られませんでした。代わりに今の私にとって3月は、隠岐のイワガキのシーズンの始まりです。


皆さんはカキが好きですか?私は好きです(笑)。香港とイギリスにいる時もカキを食べていました。日本と同じく、イギリスの各地でカキを養殖しています。カキの味は産地によって特徴があり、オイスターバーまたは海鮮小屋で食べられています。生カキにレモンジュースやウィスキーやタバスコソースをかけて食べたり、グリルで焼いたりもします。

写真:イギリス北部、スコットランドの西岸にある小さな町、オーバンを訪ねた時に立ち寄った海鮮小屋に販売されていた地元産のカキです。隠岐のイワガキと比べて小さいですが、美味しかったです。味は。。。オーバンの海の味がしました(笑)。


香港では生カキも食べられますが、調理してから食べることが多いです。カキを生姜とネギで炒めたり、みじん切りしたニンニクと一緒に蒸したりなどの調理法があります。干しカキもよく料理に使われます。香港のオイスターバーに行くと、世界各地のカキが食べられますが、香港で養殖されたカキは流浮山(広東語読み:ラウファウサン)で食べられます。えっ?あの摩天楼が林立する大都会の香港でカキの養殖?そうです!香港で昔から現在までカキの養殖をしています!今は以前よりカキの養殖者が少ないですが、再び香港のカキ養殖業界を盛り上げるために頑張っています。機会が会ったら、皆さんもぜひ香港のカキを食べてみてくださいね!


最後に、イワガキを使った香港の家庭料理のレシピを紹介したいと思います。本来、この料理は半生の干しカキを使用して作りますが、イワガキでもOKです!サイズが大きいものを使うほうがおすすめです。

 


イワガキのはちみつ煎り


材料:


イワガキ 4個

はちみつ 大さじ1杯

水 小さじ1杯

油 小さじ1杯

醤油 小さじ0.5杯

コショー 適量


①イワガキをキレイに洗い、キッチンペーパーで水分を拭き取ります。

②フライパンを温めてから油を入れて、イワガキを中火で煎ります。

③イワガキがぶくぶくしてきたら、ひっくり返して醤油をかけます。

④焼き目が付いたら、もう一度イワガキをひっくり返します。

⑤はちみつと水を混ぜたものをイワガキに加え、30秒〜1分程度焼いたら完成です。


皆さんもぜひチャレンジしてみてください!


筆者:クレオ(国際交流員、イギリス出身)

写真:クレオ撮影

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