今年の夏はなかなか熱いですね。猛暑日が長く続けば、冷房が効いた部屋を出る気があまりないですが、きれいな青空を見ますと、野外でも楽しく過ごしたい気持ちになるのではないですか?そうであれば、冷房していない場所でどうすれば記録的な猛暑に絶えることができますか?
個人的には、そのような場所は砂浜だと思います。隠岐の島町では、中村と福浦、塩の浜と春日の浜、海水浴場が開設されている砂浜は4つあり、今年の7月のうちにそれぞれを何回も訪れました。そうすると、ポーランドのバルト海岸では見られないことや、ポーランド人が砂浜でやっていないことなどいろいろ気が付きました。今回は、このことについて紹介したいと思います。
まずは、砂浜そのものです。上記の4場所以外まだどこかにあるかもしれませんが、砂浜は隠岐の島町の海岸では割と少ないです。また、海水浴場となる場所は小さい湾か入り江に面しているため、海が穏やかな感じです。それに対してポーランドのバルト海岸はあらかた砂浜であり、地形は複雑に入り組んでいないので、風から守ってくれません。だからこそ、ポーランドの砂浜に打ち寄せる波はもう少し荒れているような感じがします。また、ちょっとした防風対策として多くの人たちは風よけを自分が座るところの周りに立てます。これでポーランドの砂浜にこのような風景が広がっています。
次は、水着です。夏の時に多くの日本人が「今日は暑い―!」と言うのに、長袖を着ています。普通に町内だけではなく、砂浜にもそうです。隠岐の島町の海水浴場へ行けば、Tシャツのままで海に入る人と、さらに長袖と長ズボンを着ている人、双方がいます。日本人の友達に聞いてみて、このような水着を選ぶには、「日焼けしないよう」という大事な理由があることが分かりました。そして、隠岐の島町で4年間を過ごした結果、私も今年の夏に長袖と長ズボンの水着を買ってしまいました。
…と言っても、砂浜で長袖と長ズボンを着ている人の姿を初めて見た時にびっくりしました。なぜなら、猛暑の中で必ず半袖の薄い洋服を着ているポーランド人にとって長袖は我慢できないほど暑いからです。そして、砂浜で肌を見せる水着を着用することは普通です。赤い炎症などに自分自身を防ぐために皆は日焼け止めを塗りますが、白肌を高く評価している日本人と違って、ほとんどのポーランド人はいい色に日焼けすることを望ましく思っています。ポーランド人(と他の欧米人)のイメージには軽く日焼けした人は元気に見えるからです。
最後は、砂浜で楽しめる食べ物です。私だけが受けた印象かもしれませんが、夏になって日本のどこでも売っているものはかき氷です。海水浴場のどの小さな売店であっても、どのメニューにも必ずある気がします。日本以外の国々にもかき氷のようなものは人気を集めていますが、ポーランドではあまり知られていません。その代わりに、牛乳を源流したアイスクリームとソフトクリームは注目を集めています。ポーランドの砂浜ではたまに小さな売店か野外のバーがあって、アイスクリームを売っていますが、砂浜を向かう道に沿っていろいろな屋台がある方が多いです。そのことから、お菓子を買うために砂浜からちょっと離れることはおかしくはありません。
このような日本とポーランドの間にある相違点を隠岐の島町の海水浴場で遊びながら気が付きました。この記事を書いているうちにポーランドのバルト海岸のことが懐かしくなりましたが、これからも塩の浜や春日の浜で日本の夏のいろいろな魅力を楽しみたいと思います。そうすると、ポーランドにはない面白いことをまた発見できるかもしれません。
筆者:イザベラ
写真:1~2イザベラのお母さん撮影、3~4友だち撮影
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