日本の各地に愛されているマスコットキャラクターが多くて、世界的にも有名になっています。私が一番好きなのはしまねっこです。しまねっこグッズを見たら、すぐ買ってしまいます！
アメリカでは、スポーツチームや学校のマスコットがあるのが普通です。他のチームと区別するとともに、ファンたちや学生にとって、チームや学校への誇りが深まるものです。私の大学のマスコットはかっこいい虎で、オレンジ色のTシャツ、虎の模様が描いてあるものなどがとても人気です。サウスカロライナ州に行ったら、ファンをすぐ目にすると思います。
チームのマスコットは多いですが、ゆるキャラのような地域や町のマスコットキャラクターはとても珍しいです。しかし、私の出身地、サウスカロライナ州のシンプソンビル市にはマスコットキャラクターがあります！今回はそのキャラクターを簡単に紹介したいと思います。
シュムーニー（Schmooney）と呼ばれ、上の写真のように面白い姿をしています。7種類の動物の特徴を1つずつ持っています。その7種類の動物はスカンクとアライグマ、ウサギ、ボブキャット、鹿、熊、ビーバーであり、全てサウスカロライナ州に生息しています。私はスカンクとアライグマ、ウサギ、鹿しか野生で見たことがないですが、実家の近所にボブキャットも発見されたことがあるらしいです。
では、なぜシュムーニーがシンプソンビル市のマスコットキャラクターになったでしょうか？実は、シュムーニーは「シュムーニーの伝説」という子供向けの本に登場するキャラクターです。作者（ボブ・シュメーカー）がシンプソンビル市に住んでいて、その作ったキャラクターが市の誇りであることは理由の一つだそうです。
物語の主なテーマは、皆それぞれの特徴や才能があります。その特徴を自分で探して、見つけたら皆と共有しましょう、ということです。シュムーニーは7種類の動物の特徴を持つことから、シュムーニーの独特な性格があります。その特徴を使って周りの森とそこに住む友達を守ったり助けたりします。
物語は三部作に分けられ、それぞれは違う読書レベル向けで書かれています。1つ目は読みやすい絵本で、そこからレベルが少しずつ上がり、内容が深くなります。現在、3つ目の三部作は作成中です。シュムーニーのグッズは少ないですが、本以外に縫いぐるみも買うことができます。
2005年に最初の絵本が出版され、同年にシンプソンビル市の正式なマスコットになりました。2008年～2009年には、サウスカロライナ州全体の識字マスコットでした。何回もイベントの参加や学校訪問をしたそうです。そして現在、シンプソンビル市の町中に壁画があり、地元で生まれたキャラクターの誇りを楽しく表しています。壁画のドアを開いたら、シュムーニーの世界に入れるでしょうか？
私にとって、出身地にマスコットがあるという珍しいことだけで嬉しいです。しかもシュムーニーの物語を知ったら、「こんなキャラクターなら誇れる！」と思いました。見た目は変だと思ってしまうかもしれませんが、「可愛いから」という価値だけじゃなくて、性格や行動、心の中身を見て尊敬できるキャラクターだと思います。そういう深いキャラクターだからこそ私は好きです。
皆さんの好きなマスコットキャラクターはどんなキャラクターですか？そのキャラクターには面白い歴史や物語があれば、ぜひ教えてください！
筆者：カトリーナ
写真：シンプソンビル市にあるシュムーニーの壁画（カトリーナの母親撮影）
シュムーニーの公式サイト： https://www.schmooney.com/ （英語のみ）
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