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【インタビュー】サイクリングと言えば ~アメリカと日本のちょっとした比較~


皆さん、サイクリングは好きですか?日本では、暇な時のアクティブな過ごし方としてサイクリングがなかなか人気ではないかと思いますが、単なる交通手段として自転車を使う人もかなり多い気がします。それに対してアメリカはどうでしょうか?隠岐の島町に任用されている外国語指導助手のダンケンさんがサイクリングについて話してくれます。


質問1: 日本の町を歩けば、自転車に乗っている人の姿をよく見えます。アメリカでもそうですか?

ダンケンさん: それは町によってですね。シアトルやサンフランシスコでは、サイクリングをやっている人たちは結構います。特にアメリカの西海岸に位置している都市の中では、サイクリングが好きな人たちは多いです。その理由はいろいろあります。例えば、東海岸に比べると、西海岸は一年間で気温が激しく変化していなくて、自転車道が比較的に多くて、より安い値段で自転車が購入できるなど。


質問2: 趣味としてサイクリングをやっている人たちは多いですか?

ダンケンさん: 近年にサイクリングはどんどん人気を失っていましたが、コロナ禍が発症した時から改めて人気が集まりつつあります。ほとんどのアメリカ人は、後であまり使わないのに、子どものときに自転車に乗れるようになります。(私の幼いころ、そのようなことがよくありました。)スポーツとしてサイクリングをやっていない場合、特に大都市で住んでいる人は自転車を趣味ではなく、単なる交通手段と考えるのではないかと思います。


質問3: 日本に来る前、サイクリングを楽しめましたか?または、自転車を交通手段として使いましたか?

ダンケンさん: たまに趣味としてやっていましたが、両親の都合で友だちの家へ送ってもらえなかったときに、自転車に乗って自分で移動したことのほうが多かったです。夏休みの時に、家族の皆と自転車道に出て、サイクリングを楽しんだことがありますが、自動車の運転免許を取れたときから、自転車をあまり使わないようになりました。アメリカはとても広い国で、地図で隣同士に見える町も実際には遠く離れています。そういうわけで、多くの場合、交通手段としての自転車は不便です。


質問4: 日本に来てからはどうですか?

ダンケンさん: 来日してからも、自転車をあまり使っていないです。例外は、毎年友だちと一緒にしまなみ海道を旅することです。広島県の尾道から愛媛県の今治までこの自転車道は、瀬戸内海の島々を繋げて、四国に通じています。自転車で旅するのはとても楽しいですから、毎年またしまなみ海道へ行く日を待っています。しまなみ海道のようなサイクリングしやすい環境が日本にはあることが素晴らしいと思います。


質問5: しまなみ海道についてですが、どうして毎年旅をしますか?

ダンケンさん: 友だちと一緒にしまなみ海道を旅することは、知らないうちにちょっとした習慣になったからです。また、自転車道そのものと旅途中で観賞できる景色が個人的に大好きです。ずっと自転車に乗りますので、大変いいエクササイズになりますし、完走には達成感があります。そして、日本に来てからは島根県外の初旅行がしまなみ海道ですから、今も大事にしています。


質問6: 隠岐にもサイクリングをやったことがありますか?

ダンケンさん: あります!海士町で友だちと一緒にサイクリングをしました。電動アシスト自転車を借りて、島めぐりで一日を過ごしました。明屋海岸と隠岐神社をはじめ、島後行きのフェリーに乗る前にできる限り、たくさん観光地を訪れました。とても楽しかったです。自転車でちょっと危ない時もありました(苦笑)。


質問7: 他には伝えたいことがありますか?

ダンケンさん: 日本の中で、年齢と性別を問わずサイクリングをやっている大勢の人を見て、さすがだと思いました。私の出身地では自転車で通勤する人は少なく、交通手段としてそれを使うのは子どもぐらいですね。市内で自転車専用の道は一つしかなく、普段はそこでサイクリングする人が何らかの競技に向けて練習していました。それに対して日本では、自転車に乗っている人の姿を毎日見ています。それはとてもいいことですので、他の国にも日本のようなサイクリングしやすい環境があればと思います。


筆者:ダンケン(外国語指導助手、アメリカ出身)

翻訳:イザベラ

写真:ダンケン撮影

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