top of page

2019年を振り返って:日本・ポーランド国交樹立100周年、隠岐の島町にもその記念を




 日本では、2019年は平成から令和への時代の変わり目として大事な年でしたが、日本・ポーランドの関係にも特別な年でした。それは、日本・ポーランド国交樹立100周年となったためです。


 どうして「国交樹立」から100周年が経ったことは大事のでしょうか?簡単に説明すれば、日本とポーランドは、100年前から仲良くしており、大変な時にはお互いに助けあい、平和な時には交流が盛んであるためです。大変な時と言えば、


 ・ポーランド独立回復宣言の承認(1918年)、

 ・シベリアからポーランド人孤児を祖先の国への送還(1920年と1922年)、

 ・第二次世界大戦中の杉原千畝の「命のビザ」


などのポーランド人が助けてもらったこと、また


 ・軍事協力として暗号術を教えること(1923年)、

 ・阪神淡路大震災で被害を受けた若者のために夏休み合宿のポーランドで開催したこと(1995年と1996年)


などのポーランド人が助けたことは、その100年間には多かったです。平和な時のことと言えば、文化、スポーツ、経済などの分野で行っている交流事業は数えきれないです。そのような素晴らしい国同士の友情において100周年ほど大事な記念を祝うべきではないのでしょうか。


 納得できる人が多いことは、去年1月から12月までの双方の国で開催した数々の記念事業から分かります。そして、それらの記念事業の中には、隠岐の島町で11月4日に行われた「ポーランドフェスティバル」もあります。隠岐の島町はポーランドの自治体であるクロトシン市と2016年に友好都市提携を結んで、相撲や文化などを通した交流事業を行っています。そのことから、ポーランドのことを親しく思い、フェスティバル開催のきっかけになりました。イベントでは、民族衣装の着付けや、名物のお菓子(ポンチキ)の試食や映画の上映会を通して、町民がポーランドの文化とふれあい、楽しむことができました。


筆者:イザベラ

bottom of page